オナニーマスター黒沢
ネットの海()に潜って長い時分だが、読んだのは今回が初めて。
改めて名前を聞いたのは、某委員長が放送で言ってたから。
この自称優等生なんつーもの読んでんだ、と思った。
それから月日が経って、kindleに黒沢が全巻あったから何となく読んでみた。
おおおおおおめっっっっっっちゃ面白いじゃねーか!
タイトル詐欺!
いや詐欺じゃないんだけど!
可哀そうな女の子が好きってんなら最高の漫画だなこれ。
スカッとするかは置いておいて、「ならでは」の復讐劇であり、
中学生の心の機微、青春とか、こんな学校なら楽しそうっていうのが
もりもり詰まってて苦しくなる。
しかも実際に楽しいかは自分次第で、あの時こうしてれば…って思わせてくる。
つらい。
黒沢も北川も、多分それこそどこにでもいる普通の中学生で、
踏み出す形が少し違っただけなんだよな。
少なくとも俺はどっちにもなれないと思うくらいには、きっと芯がある。
羨ましいとも思うし、普通でいいとも思う。
色んな感情で揺さぶられる、想いのこもった素晴らしい漫画だ。
子供らしい切っ掛けや力に溺れるとことか、引き寄せ方がえぐい。
嫌がらせに対しての報復が上手くいった時はこっちも楽しくなるし、
エスカレートする要求に困惑しながらもやってしまう葛藤も良い。
恋を知って動く心も、友達を得るところも感動する。
結末は…きっとハッピーエンドだ。