GODZILLA 決戦機動増殖都市
つづいて第二部、決戦機動増殖都市。
メインビジュアルにメカゴジラの頭が出たり、
映画の前日譚として出た「プロジェクト・メカゴジラ」が希望(願望?)に満ちた内容だったため、
観る前からかなり期待していた。
みんな大好きメカゴジラがガチガチに書き込まれて大暴れ…期待以外無い。
物語は、人類の生き残りであるフツアの民と出会うところから始まる。
通常の火器では傷もつけられないモンスター達を、弓矢という原始的武器でもって倒していくフツアの民。
その矢じりに秘められた秘密こそ、ビルサルドが地球に持ち込み、
メカゴジラを作成するにまで至った自立思考金属体「ナノメタル」。
その出どころを辿っていくと現れる「ナノメタル」で出来た都市。
ゴジラを倒すという使命から増殖し続け、自らを使う人類を待ち続けていた。
で、メカゴジラを作成するのではなく決戦の場として都市をイジり、
そこに閉じ込めたりゴジラの核にブッさす銛を作ったけど超高熱を帯びて全体範囲攻撃するというチートすぎるゴジラには結局敵わなかったわけだけど、
どうせ勝てないならメカゴジラ作って暴れてほしかった!
いや、そもそもモスラが出そうで出なかったりバトラが小説の時点で倒されてたりする時点で
怪獣同士のプロレスをする気がないのはわかるんだけど。
じゃあどう展開するのってそれはそれでワクワクしながらみてたら。
最終的に人類同士のいざこざ!
いやいや…。
まぁビルサルドの科学至上主義というか、体が機械に侵食されようが、科学の勝利で終わればきっと未来は明るいぜ的考え方はわからんでもない。
ただやはり人間として勝利し、地球に繁栄をもたらす事が勝利なんじゃないかと、ハルオと同じ考え方が「人類として」正しいんじゃないかなぁ。
んでまぁ面白いか面白くなかったかで言えば、色々あったけど面白かった。
倒せるかもしれない、という希望を持って、作戦を立て、困難に立ち向かう。
それだけでお話として成立するくらいには分かりやすくて好きなんだ。
そういうのでいいんだ。
いや、それを虚淵玄に求めるのがまず間違いなんだけど。
いや、求めてたわけじゃない。
ただ、俺がそれが好きなだけだ、うん。
同じような理由なんだけど、シン・ゴジラが面白いなーと思ったのは全員一致でゴジラを倒そうとして、
無能から有能まで本当に全員がゴジラを倒すことに終始していたとこ。
嫌がらせしたり、いじわるしたりする人がいなかったのがよかったな。
まぁそれはまた後日。
人型機動兵器がギュンギュン動いたり、
増殖都市がガシャンガシャンと動きながら罠しかけたり、
ゴジラのふざけんなってくらいの無茶苦茶な能力とか、
怪獣映画として見たら、やっぱり面白かったなーって感想になる。
問題は第三部なんだよな…