銀河の死なない子供たちへ 上下
一応、ネタバレしない方向。
道中も素敵だが、締めがとても良い漫画なので…。
出来れば感想を読む前に本編を読んでから読んで欲しい。
上下巻だけなのでお高くないし、すっと読める。
でも電車とか公共の場所で読まない事をお勧めする。
自室でじっくり読んで欲しい。
がんばれ!酢めし疑獄!でお馴染みではない、
バーナード嬢曰く、で有名になったと思う施川ユウキ先生。
ちっこい絵柄とシュールな作風が好きだけど一般受けは無理やろなぁと思ってたら、
タイトルの作品がめっちゃ絶賛されててうせやろ?と思ってた。
ごめんなさい。
いや、シュールさここまでマッチする作品が生まれるとは思わなかった。
タイトル通り、銀河の死なない子供たちを主人公にして物語が進んでいくんだけど
時間の進み方がシュールで、でもそんなもんなんだろうなぁ、と納得出来てしまう。
すっごい不思議。
SF。
生き死にがテーマの一つとしてあり、
死なない子供たちがそれに向き合ったときどうなるか?
ってめちゃくちゃ重そうなテーマなのに軽快に書いてて怖くて面白くて泣ける、
そんな漫画。
あ
そんな予感はあったけど、実際にそうなったときに泣いてしまった。
こういうの弱くなったなぁ…昔から弱かったけど本当にダメだ。
死なない子供たちに最後の日が訪れるとしたら、
それは本当に幸せであってほしい。