これ、私の感想です。

内容なんて有って無いようなもんです。

GODZILLA 星を喰う者②

まぁ批判ばっかりしててもアレなので、

結局この映画は何を伝えたかったのか?を考えてみる。

 

全編通して分かるのは、共通の敵を前にしても人類同士は諍い合うという事。

倒すという目的は同一だけど、倒した後を考えて諍いがあり、

結果第一の目的すら達成できていない。

言ってしまえばモンスターパニック系ではよくある流れで、

国同士じゃなくても個人間で足の引っ張り合いがよくされている。

 

テーマ的なものといえば、文明の放棄?崩壊?

地球歴にして2万年の時を超えて戻ってきたハルオ達主人公だが、

終わってみれば帰ってきても来なくても何も変わっていない。

ただ地球にはゴジラが君臨していて、支配している。

それを淡々と見せつけられた結果だった。

 

エクシフら神官は、ギドラの食糧となるために地球に人が繁栄し、

ゴジラを誕生させたのではないか、と言っていたが、

ここはやはり地球意思が自己保存のために、人類を駆逐するために怪獣を発生させ、

ゴジラを誕生させたのではないかと考えたい。

よくある考え方だと思うが、それだけ魅力的な考え方じゃないかな。

 

結局人類の奢りを、憎しみ合う性質を描いた作品だったのかなぁ。

 

 

そういうのはともかく怪獣同士のドンパチが見たかったので、

ハリウッドのモンスターバースは非常に楽しみである。

 

ついでにハリウッドゴジラ見たことないので予習をしておくか。

GODZILLA 星を喰う者①

アニゴジ、問題の第三部。

 

二部でギドラの名前が出たときは結構ワクワクした。

とうとうあいつか、最大のライバル登場か、と。

ついにキングオブ怪獣同士のドンパチが見られるのか、と。

 

 

 

なんやねん!!!!!!!

 

 

 

まじ何なんだよこの映画。

何がやりたかったんだ…

 

いやさ、いよいよギドラが登場って時はかなりワクワクしましたよやっぱり。

前置きからの祭壇からの!特異点からの!!ギドラ!!!

無敵かお前は!!!!と。

 

なんで首だけやねん…

いや3本あったけども…

体はどこいった…?

 

ってかチート切った途端にくっそ脆くて弱くて泣いたよ俺は。

そりゃキングつけないよ誰も。

星を喰う者って大層な名前だけだよあんた。

 

それ以前にゴジラもギドラもほぼ動かないってなに?

人類トークショーを見たかったわけじゃないんだよな俺は。

さすがに2回寝そうになったのは初めてだわもう。

 

終わり方は評価しよう。

虚淵節というか、わかるよそういうの。

俺は結構好きです。

 

ただなぁ~~~~~~

肩透かしっぷりがなぁ~~~~~~~

ヒロインの扱いがなぁ~~~~~~~

納得いかねぇなぁ~~~~~~

 

あ、でも博士はやっぱり狂気に満ちてて、

それは本当にすっごい良かった。

めっちゃ寒気したもん。

 

まぁ結果的に、第一部が一番楽しく観れたかな。

GODZILLA 決戦機動増殖都市

つづいて第二部、決戦機動増殖都市。

 

メインビジュアルにメカゴジラの頭が出たり、

映画の前日譚として出た「プロジェクト・メカゴジラ」が希望(願望?)に満ちた内容だったため、

観る前からかなり期待していた。

みんな大好きメカゴジラがガチガチに書き込まれて大暴れ…期待以外無い。

 

物語は、人類の生き残りであるフツアの民と出会うところから始まる。

通常の火器では傷もつけられないモンスター達を、弓矢という原始的武器でもって倒していくフツアの民。

その矢じりに秘められた秘密こそ、ビルサルドが地球に持ち込み、

メカゴジラを作成するにまで至った自立思考金属体「ナノメタル」。

その出どころを辿っていくと現れる「ナノメタル」で出来た都市。

ゴジラを倒すという使命から増殖し続け、自らを使う人類を待ち続けていた。

 

で、メカゴジラを作成するのではなく決戦の場として都市をイジり、

そこに閉じ込めたりゴジラの核にブッさす銛を作ったけど超高熱を帯びて全体範囲攻撃するというチートすぎるゴジラには結局敵わなかったわけだけど、

 

どうせ勝てないならメカゴジラ作って暴れてほしかった!

 

いや、そもそもモスラが出そうで出なかったりバトラが小説の時点で倒されてたりする時点で

怪獣同士のプロレスをする気がないのはわかるんだけど。

じゃあどう展開するのってそれはそれでワクワクしながらみてたら。

 

最終的に人類同士のいざこざ!

いやいや…。

 

まぁビルサルドの科学至上主義というか、体が機械に侵食されようが、科学の勝利で終わればきっと未来は明るいぜ的考え方はわからんでもない。

ただやはり人間として勝利し、地球に繁栄をもたらす事が勝利なんじゃないかと、ハルオと同じ考え方が「人類として」正しいんじゃないかなぁ。

 

んでまぁ面白いか面白くなかったかで言えば、色々あったけど面白かった。

倒せるかもしれない、という希望を持って、作戦を立て、困難に立ち向かう。

それだけでお話として成立するくらいには分かりやすくて好きなんだ。

そういうのでいいんだ。

いや、それを虚淵玄に求めるのがまず間違いなんだけど。

いや、求めてたわけじゃない。

ただ、俺がそれが好きなだけだ、うん。

 

同じような理由なんだけど、シン・ゴジラが面白いなーと思ったのは全員一致でゴジラを倒そうとして、

無能から有能まで本当に全員がゴジラを倒すことに終始していたとこ。

嫌がらせしたり、いじわるしたりする人がいなかったのがよかったな。

まぁそれはまた後日。

 

人型機動兵器がギュンギュン動いたり、

増殖都市がガシャンガシャンと動きながら罠しかけたり、

ゴジラのふざけんなってくらいの無茶苦茶な能力とか、

怪獣映画として見たら、やっぱり面白かったなーって感想になる。

 

問題は第三部なんだよな…

GODZILLA 怪獣惑星

先日公開された「星を喰う者」を見てきたので、一作目から思い出しながら感想を書いていこう。

 

ということで「怪獣惑星」のあらすじ。

相変わらずネタバレしかないので注意。

 

 

人類が地球を脱出後、二万年の時を経ても生きるゴジラ

圧倒的脅威に、進化した装備を手に立ち向かう人類。

しかしやはり強すぎる今回のゴジラ、なんと電磁バリアまで標準装備。

それを知恵と勇気で破り、地球の絶対的支配者であるゴジラをも打倒した。

 

安堵もつかの間、大地を揺るがし現れるゴジラ・アース!

ただの咆哮で全てを薙ぎ払うゴジラ・アース…

絶望したまま終わり…

 

いやめっちゃ面白いやん!

 

ストーリー原案が虚淵玄ということで観る前から期待と不安が入り混じる中、

一作目としては非常に満足な出来栄え。

絶望的なほど大暴れする超筋肉質なゴジラと、多数の犠牲を出しながら作戦を遂行する人類。

その人類の抗いを全て無に帰すゴジラ、やはりカッコイイ。

生物や植物がゴジラの組成をしてるのは、地球がゴジラに屈服したからとか何それ。

超カッコイイ。

最後に出てくる山ほどでかいゴジラ

え、嘘、だろ?どうしようもねーだろこれ…感。

最高。

 

とにかくカッコよくて強いゴジラを見たいなら是非。

特撮じゃなきゃゴジラじゃない!ってこともないぞ!

食わず嫌いは良くないぜ!

オナニーマスター黒沢

ネットの海()に潜って長い時分だが、読んだのは今回が初めて。

改めて名前を聞いたのは、某委員長が放送で言ってたから。

この自称優等生なんつーもの読んでんだ、と思った。

それから月日が経って、kindleに黒沢が全巻あったから何となく読んでみた。

 

おおおおおおめっっっっっっちゃ面白いじゃねーか!

タイトル詐欺!

いや詐欺じゃないんだけど!

可哀そうな女の子が好きってんなら最高の漫画だなこれ。

 

スカッとするかは置いておいて、「ならでは」の復讐劇であり、

中学生の心の機微、青春とか、こんな学校なら楽しそうっていうのが

もりもり詰まってて苦しくなる。

しかも実際に楽しいかは自分次第で、あの時こうしてれば…って思わせてくる。

つらい。

 

黒沢も北川も、多分それこそどこにでもいる普通の中学生で、

踏み出す形が少し違っただけなんだよな。

少なくとも俺はどっちにもなれないと思うくらいには、きっと芯がある。

羨ましいとも思うし、普通でいいとも思う。

色んな感情で揺さぶられる、想いのこもった素晴らしい漫画だ。

 

子供らしい切っ掛けや力に溺れるとことか、引き寄せ方がえぐい。

嫌がらせに対しての報復が上手くいった時はこっちも楽しくなるし、

エスカレートする要求に困惑しながらもやってしまう葛藤も良い。

恋を知って動く心も、友達を得るところも感動する。

 

結末は…きっとハッピーエンドだ。

黒田硫黄

最初に読んだ作品は何だったか…

大日本天狗党絵詞だったと思う。

もしかしたら茄子だったかも。

 

初めて著者の本を見たのはブックオフでの立ち読み。

高校生?くらいの時だったようなもっと後だったような。

とにかく「普通じゃない」ものに憧れを抱いていたような時期に、

黒田硫黄の本を手に取ってしまった。

 

表紙から溢れる、何だか普通じゃない感じ。

実際内容も普通じゃない。

筆?で描かれた不思議な絵、独特な言い回しと変な話。

読んでて分かったような分からないような感じになるへんな感情。

どこをとっても「普通の漫画」じゃない。

 

これをオススメするにはどうしたらいいのかさっぱり分からない。

とにかく変な漫画だから読んで欲しい。

 

絵は独特だが、だが、それがいい。俺は一目惚れだった。

会話も内容もジーンっと響くものがある。

少年誌的な面白さもあれば、浪漫というか、何だか言葉に出来ないような物語もある。

 

ちょうど昨日、何となく思い出して読みたくなり、

大日本天狗党絵詞kindleで買った。便利な世の中だ。

セクシーボイス&ロボは続きが読みたいし、茄子も短編のまとまり方が好きだ。

映画は見た気がするがあまり覚えていない。

不思議な話も沢山あって何とも言えない気分になる。

 

そういえば最近は何か書いてらっしゃるのかと検索してみれば

黒田硫黄の仕事

って先生サイトもってらっしゃるじゃないか。

しかも新しい短編集を出すって?

 

みんな読め!読め!

 

若おかみは小学生!

はい、神映画。

 

事故で両親を亡くした小学生の女の子が、旅館を通じて成長していく物語。

お婆さんである旅館の女将さんやユーレイたちのふれあいから、

少し不思議で、とても暖かくなる成長譚。

 

うるっと来た事はここ最近でも何度かあったけど、実際に泣かされたのは久しぶり。

というかそりゃ泣くだろって展開が本当にズルい。

あまりにも儚く、あまりにも尊い

主人公である「おっこ」の純粋で、優しく、暖かみを持ったハートには勝てない。

 

小学生向けの映画じゃないよねこれ?

展開が急ぎ足というか、ひとつひとつのエピソードが濃すぎて、

でも違和感少なく上手い事消化しているあたり、構成すげぇ!ってなった。

 

というかね、シーン毎に出てくるサブキャラクターが漏れなく不幸なんだけど、

それを解決?していく過程が綺麗で、その度に浄化される。

もちろん山あり谷ありなので終盤は特に落ち込むんだけど、

全てを抱えて、でも立ち上がった瞬間にこっちもスタンディングオベーションですよ。

 

絵柄が小学生向けすぎるwww

子供の映画で何言ってんだコイツwww

とか思って観てない、興味はあるけど見に行くのが恥ずかしい。

そんなあなたにこそオススメ!

この夏、最大の泣き映画!

オススメが遅すぎる。

 

キャラは確かに子供向けデザインなんだけど、

観てるうちに全然気にならなくなるから。

水嶺様とかマジ素敵だから。

 

いや、もうやってるとこ探してでも観て欲しいわ。

頼む!観て!